□ コンセプト
アート収集家のご家族のためのマンションリノベーションのプロジェクトです。寝室が3部屋必要など一般的な要望のほか、150点を超える膨大なアートコレクションを飾るための空間が求められました。「アートとともに住まう」こと、そして「アートの“ように”住まう」とはどういうことなのか、それがこのプロジェクトの大きな問いとなりました。
□ 日常と非日常を行き来する
そこで私たちは日常とアートの中(非日常)を何度も行き来する、「アートの中に入る」という物語を持った住宅を提案しました。空間を区切る壁を膨らませ、本来連続している“日常を切る”ような赤と黒の空間を作っています。赤はギャラリー、黒はウォークインクローゼットとして使われ、これらをアートの中の空間(非日常)に見立てています。
□ アートの中に入るような体験
また、絵を飾る“額縁”をモチーフにした開口を設けることで「アートの中に入る」という体験を感じさせる設えとしています。コーヒーを飲んだり、床でゴロゴロしたりする何気ない姿も、額縁に切り取られることで絵画のように見えてきます。
日常と非日常を行き来する、アートの中の世界に入ってまた外に出る。そんな体験をすることで、「アートのように住まう」ことができる住宅としています。
設計・監理:イスナデザイン(一瀬健人・野口理沙子)
設備設計:ピロティ
施工:ルーヴィス(井川日生李)
不動産:創造系不動産(片山優樹)
撮影:楠瀬友将
“kyonoruru” island
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