『図面でひもとく名建築』 表紙イラスト
“建築図面らしさ”を残しながら、それらを抽象化し、ある図柄をデザインできないかと考えました。これらは架空の図面を抽象化し、できあがった模様です。一見したところ、建築の図面ようであり、イスラムの装飾や、テキスタイル、何かの地層のようにも感じられます。
ただし、図面の核となる形、引き出し線、通り芯、ハッチング、、、など、図面の“象徴的な要素”は残し、図柄に組み込むことで、建築図面らしさをギリギリのバランスで留めるよう意図しています。そうすることで、建築図面を彷彿させる表現ができあがりました。
編著/五十嵐太郎・菊地尊也・東北大学五十嵐太郎研究室
装丁/遠藤勇人
発行担当/有上希実・橋口祐樹(丸善出版)
『建築設計06』掲載
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